現代社会において、ひきこもりや若者の孤立に対する支援は重要な課題のひとつとなっています。
誰もが安心して生きられる社会を目指して、全国各地でさまざまな支援が行われています。こうした取り組みは、多くの方の支えとなってきました。

私は行政の一員としてひきこもり支援の仕事をさせていただいていました。様々な制限のある中、1人でも多くの方の力になれるよう試行錯誤してきたつもりです。ですが、時間的な制約から支援の多くは「平日の日中」になってしまうことがほとんどでした。これでは、昼間に外へ出ることが難しい方、仕事や家庭の事情で動けないご家族にとっては、相談やつながりの機会が限られてしまい意味がありません。
そこで「とりここ」では、夜の時間帯やオンラインを活用することで、これまで支援につながりにくかった人たちが、”とりあえず相談できる”選択肢の1つになれることを目指して活動を始めました。

”夜しか出られなかった方が、昼間出られるようになって、自分に合った支援を受けられるようになったらいいな”
”昼間は仕事で忙しくて、相談できず鬱々としていた方の相談相手になれたらいいな”
”家から出る元気すらない人が、寝ころんだまま相談てきたらいいな”
こういった気持ちで私たちは支援を行っています。
不登校やひきこもりで悩んでいる方、そのご家族の方、もしよろしければ、とりあえずここに相談してみていただけませんか?
よろしくお願いいたします。
(文責:岡嶋)